2011年も宜しくお願いします
改めて明けましておめでとう御座います。
皆様はどのような年末年始休暇をお過ごしになりましたか?
私はカウントダウンまで起きていられず早々に眠ってしまうという“冴えない”年越しを過ごしました。大晦日だから、、と早い時間からワインに手を出したのがイケなかったようです。早く寝すぎたため夜中に目覚めてしまい、メールに返信したりちょっと仕事をしてから二度寝にうつつを抜かしてしまいせっかくの晴天だったのに初日の出もお見逃し、、、それでも久々にタップリ睡眠をとることが出来て良いお正月休暇になりました。(と、強がり)
実はクリスマスから年末年始にかけての休暇の頃は仕事がスローになると思っていたのですが、治験サイトでの患者さんのエントリーがビックリする程、活発だったのです。以前ブログでも触れましたが、MN-221-007治験は短い時間の中で患者さんを見つけ、治験内容を説明し、理解してもらい、承諾を頂き、肺機能検査を行い、血液検査を行い、、、、というとても忙しく時間制限のあるプロセスです。時間との闘いなのでちょっとした事があると、スタディの途中で治験コーディネーターや治験担当医から電話が掛かってきます。例えば、肺機能検査に予定より時間が掛かってしまった!とか、点滴ルートの確保に手間取ってしまった、、という単純な報告もあれば、リクルートしたい患者さんの病歴のことで相談を受けたり、、、。
実は臨床をお休みしてメディシノバに専念するとなった時「ワーイ!しばらくポケベルの呪縛から逃れられる!」と私はチョッピリ喜んでいました。(驚くなかれ、アメリカでは今でもドクターはポケベルを持たされています。携帯電話では受信能力に限界があるからです。ポケベルは相当辺鄙なところ、地下階やシールドが強い場所に居てもかなり受信が可能です。)臨床医の時は大体4日毎の当番の際は夜中でもポケベルを気にして過ごしていました。週末当番だといつ病院に呼び戻されるかわからない生活。
でもバイオベンチャーで働く医師にはポケベルは無し!ヤッタ~!と喜んでいたのも束の間。007治験が忙しくなってきたら、、、何という事でしょう!iPhoneの電話やメール受信の音にとても過敏になっています。寝る時はバッテリーが十分あることを確認して枕元に置いて寝ているのですが、これがなかなか熟睡出来ず「リン!」というメール受信チャイムの度に、「またサイトからのメール?」と起きてしまうのです。東海岸は3時間進んでいますから、あちらが就業時間でも西海岸のこちらはまだまだ眠い明け方。でもサイトの先生や治験コーディネーターの方達は夜中の2,3時でも患者さんをERでリクルートしてくれているのですから頭が上がりません。
年が明けて、喘息のシーズンが落ち着いてくる時期ですが、とてもいい感じで治験は進んでいます。年末には007治験参加ドクター達と一緒に今年のSAEM (Society for Academic Emergency Medicine) の総会にも抄録を提出しました。アクセプトされると良いなー!
今年も益々頑張ります。皆様どうぞ今年も宜しくお願いします!インフルエンザや風邪の流行りやすい時期です。外出後には必ずうがい、手洗い、そして暖房による喉の乾燥を出来るだけ避けてウイルス感染予防に気を付けてお過ごし下さい。
松田@ロサンゼルス