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メディシノバCEOブログ
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プロフィール
岩城裕一 岩城裕一

メディシノバ
代表取締役社長兼CEO
(最高経営責任者)
南カリフォルニア大学医学部泌尿器科学、外科学、病理学教授。1992年より移植免疫学・免疫遺伝学研究室ディレクター。取締役会長として創業設立より事業開発、資金調達等、事業全体の統括を支援。詳しくはこちら>>

Neurology

2009年12 月29日

MN166のフェーズ2治験の結果をまとめた論文が“Neurology”という医学雑誌にアクセプトされました。かなり前にアクセプトの通知を受けていたのですが、実際に論文が掲載された雑誌が出るまではブログには書かない方が良いのでは?と言われ控えていたのに、岩城社長が前回のブログであっさり書いてしまい慌てて弁護士の方に確認したところ「No Problem」とのこと。なーんだ!それなら、この朗報をもっと早くにブログに書いたのに、、、

 

実は医学論文にはピンからキリまで色々あります。こういっては失礼なのかもしれませんが、世の中に出ている医学論文には方法論やデータ・結果を適当に誤魔化しているトンデモナイものあれば、データの解析が不十分であったり、結果についての深い考察がされていない中身の薄っぺらな論文も結構あるのです。そういう玉石混交の医学論文の中で、きちんとした論文であるかどうかの目安になるのが医学雑誌の「格付け」にあたるインパクト・ファクターです。このインパクト・ファクターはレストラン・レビューのミシュランガイドの星のようなもの。レベルの高い雑誌はレビューアーの方々が一流ですし、沢山の優秀な論文が応募されるので競争率も高くなります。今回、私達の論文がアクセプトされたNeurologyはアメリカ神経科学会のオフィシャル学会誌であり、昨年のインパクト・ファクターが7.043というレベルの高い医学雑誌なのですよ。

 

論文の一流誌へのアクセプトもそうですが、何といってもアヴィジェンとの合併というメディシノバにとって良いニュースが年の終わりに続きました。アヴィジェン合併を成立させるため“チーム浅子“の面々は夜を徹して働き、資料室の片隅の仮眠用の小さなソファが重用されていました。本件に関する苦労話はいつか浅子CFOがブログに書いてくれるのでは?と思います。日本の株主の皆様からの大いなるサポートが無ければ有得なかった合併です。本当に有難う御座いました!どうぞ来年もメディシノバの応援をお願い申し上げます。

 

皆様にとって、安全で心穏やかな良い年末年始でありますように、、、。

 

ロスアンジェルスにて 松田和子

臨時株主総会の議決権行使について

2009年12 月 1日

こんにちは。

東京事務所の岡島です。

 

本日より株主の皆様に12/17()開催の臨時株主総会の招集通知が郵送にてお手元に届き始めました。

今日はこの内容について非常に多くの質問がありましたのでこの場を借りて回答させていただきます。

招集通知2ページ目の抜粋文書が下記の通りです。

 

『議決権代理行使指図書をご返送くださったもののご希望の議決権行使の態様が示されていない場合、皆様の議決権代理行使指図書にかかる議決権は、上記第1号議案及び第2号議案にそれぞれ賛成票を投じていただいたものと数えられます。議決権代理行使指図書をご返送いただかなかった場合、皆様の議決権は、メディシノバの臨時株主総会における定足数の確定のための計算には含まれないものの、本合併契約の採択及び転換可能有価証券の発行に対する反対票として数えられることとなります。』

上記の意味することは、下記の通りとなります。

 

議決権代理行使指図書をご返送いただかなかった場合→反対票としてカウントされます。

議決権代理行使指図書をご返送くださった場合で賛否欄に記載がなかった場合→賛成票としてカウントされます。

 

前回のブログにも書きました通り、アヴィジェン社買収成立には発行済株式数の過半数の賛成票が必要となります。決して低いハードルではないと認識しております。本件に賛成いただける株主の皆様は、是非、議決権行使のため、ハガキ(議決権代理行使指図書)投函宜しくお願い致します。

 

2009121

岡島 正恒

財務担当の浅子です。宜しくお願いします。

2009年12 月 1日

みなさん、はじめまして。サンディエゴ本社で財務を担当しております浅子です。

まず初めに簡単に自己紹介をさせて頂きます。高校卒業後、「アメリカで一旗揚げたら帰国するから」と、家族や友人に大きな事を言って日本を離れてからもう17年が過ぎようとしています。大きな事ってあまり言うべきではないですね。なかなか自分の目指すゴールが見つからず、がむしゃらに走り続けて随分長い月日が経ちました。こんな私がメディシノバに初めて出会ったのが2000年の秋です。当初は監査人・コンサルタントとしてのお手伝いでしたが、日本の薬の種を、日本人経営者が、日本の投資家さんのお金を使って、グローバルに開発して行くというビジネスモデルに強く興味をもちました。人の為になる仕事がしたい、日本のルーツを忘れず日本に恩返しがしたい、そしてグローバルなビジネスマンとして活躍したい、という私の漠然とした目標とメディシノバのビジネスモデルが一致したのです。その後2005年に正式に入社し、今ではメディシノバの成功(イコール自分自身の成功)を目指して毎日一生懸命頑張っています。
さて11月16日からヨーロッパに行って参りました。主な日程は以下の通りです:

11月16日 ロス経由の夜行便にてロンドンへ直行。
11月17日 夕方にロンドンのホテルに到着、その後早速機関投資家さんとのミーティング。
11月18日 二つのミーティングをロンドン市内で行ってから、空路にてジュネーヴへ移動。ホテル到着は午前0時を過ぎてました、、、。
11月19日 午前中にジュネーヴで二つのミーティングを行い、その後空路にてフランクフルトへ移動。そこから2時間の車移動でヘイデルベルクに到着。そこでミーティングを行い、また2時間掛けてフランクフルトへ帰路。その後空路でチューリヒへ。この日もホテル到着は午前0時を過ぎてました、、、。
11月20日 終日チューリヒでのミーティング。今回の旅で初めて移動のない日でした!!!
11月21日 ニューヨーク経由でサンディエゴに帰宅。なんとチューリヒのホテルを出てから23時間の長旅でした。

残念ながら詳しいミーティングの内容はお伝え出来ませんが、ヨーロッパの方々はみんな優秀で親切な方ばかりで、多くの活気溢れるミーティングをもつ事が出来ました。今後メディシノバの応援団が、日本やアメリカだけでなく、ヨーロッパにも増えてくれると良いですね。

最後になりますが、昨日松田先生のブログで触れられていたサンディエゴでのAsthma Walkの写真をアップします。私の愛犬のトトも頑張って5キロ歩いたんですよ。

IMG_0477

これから時々アメリカでの状況をこのブログを使ってみなさんにお伝えして行きたいと思っています。どうぞ今後ともメディシノバを宜しくお願いします。

11月30日 浅子信太郎 記 @サンディエゴ

皆様はじめまして。メディカル アフェアの松田です。

2009年11 月30日

皆様はじめまして。メディカル アフェアの松田です。

 

私がメディシノバに関るようになったのは約4年前、当時、切迫早産の治療薬として開発中だったMN-221の事で岩城社長にお手伝いを頼まれたのがキッカケです。これまではアドバイザーという形でしたが、会社の状況が益々忙しくなってきた事もありこの秋から本格的にメディシノバのお仕事をさせて頂いています。

 

11月は色んなイベントがありました。まずはMN-221 での慢性閉塞性肺疾患COPD(通称たばこ病)に対する治験MN-221-010のキックオフ・ミーティングがサンディエゴで行われました。治験の実際的な進め方について、メディシノバのスタッフ、治験参加医療機関のスタッフ、治験委託会社スタッフらが一同に会する説明会です。大変活気あるミーティングでプラクティカルな質疑応答が次々とあがり、この治験の先行きの明るさを予感させました。同日午後からはとてもとても大事なミーティングのため一部スタッフはキックオフ・ミーティングを後に会社のオフィスに戻りました。飛行機を乗り継いではるばるサンディエゴ本社までいらした遠方からの来客の方達と3時間近く及ぶインテンシィブなミーティング。これもまた活気溢れるもので予定時間を過ぎてもディスカッションは続きました。

 

1115日はサンディエゴでのAsthma Walk 喘息患者さんへの理解・サポートを啓蒙するための歩け歩け運動がありました。米国呼吸器学会カリフォルニア支部主催のこの活動、メディシノバは毎年ボランティア参加しています。出張で留守の社員以外は全員、家族、友人やペットを連れての参加です。私自身は、IR活動のため日本を訪れていたため参加できませんでしたが、、、。

 

岡島副社長もブログで触れていたように、今回私は福岡・熊本へのIR活動へご一緒しました。九州地区へのIR活動は初めてなので皆さんの反応が気掛かりでしたが、会場の皆さん大変熱心に耳を傾けて下さいました。福岡の説明会の後に目のパッチリした女性の方に声を掛けて頂きました。短い間の会話でしたが、ご家族の方を難病で亡くされた事、それがキッカケで当社の株主になって下さった事をお聞きしました。「応援しています、頑張って下さい」という言葉がとても嬉しかったです!熊本は、私自身が中学・高校を過ごした第二の故郷ともいえる土地ですので、聴衆の皆さんには勝手に親しみを感じながらお話をさせて頂きました。私はスケジュールの関係で鹿児島へは行けず、翌日アメリカに戻り1日だけ自宅に帰り、またすぐにニュージャージーへ発ちました。急遽決まったミーティングは、間の悪い事にサンクス・ギビングという日本ではお正月のようなビッグ・ホリデーの週です。空港も機内も大混雑。普段、移動中は眠る事がほとんどの私ですが、今回は機内で珍しく勉強です。治験データ、レポートの詳細に目を通しミーティングに備えます。ニューヨークJFK空港で同僚の事業開発担当のジェフと待ち合わせレンタカーでニュージャージー向かいましたが、性能のよくないナビゲーターの誘導を鵜呑みにして道に迷いまくり、まさに珍道中。ナビゲーターを信じて岡島副社長と熊本の街中を右往左往していたのと全く同じような状況でした。無いよりは有った方が良いのでしょうが、ナビゲーター、頼り過ぎるのも駄目ですねぇ。ホテル到着は夜中12時近くでした

 

ニュージャージーではグッド・フィーリングでミーティングを終え帰途につきました。クリスマス デコレーションが綺麗なマンハッタンを素通りし空港に向かわねばならずちょっと残念!帰りの機内ではスリープ・エイドを服用して熟睡です。(ちなみに私が服用しているのは、いわゆる“睡眠導入剤“ではなく軽い眠気を起こす抗ヒスタミン剤です。最近は睡眠導入剤を所持していると言うと聞こえが悪いので、、、念のため。)

日本の時差や移動の疲れが一度に出てしまい、折角のサンクス・ギビングはどこにも行かず、誰にも会わず家でゴロゴロと過ごすことになりました、、、。

 

これから時々こちらのブログで仕事の様子などの他、色々な事をお伝えしていきたいと思っています。メディシノバをこれからもどうぞ宜しくお願いします。

 

1129日 松田和子 記 @ロサンゼルス

東京事務所代表の岡島です

2009年11 月27日
こんにちは。
東京事務所代表の岡島です。
現在、このブログは「CEOブログ」の表題になっておりますが、近々「メディシノバ ブログ」としてリニューアルさせる予定です。今後は私を含め、日本人従業員数名で、このブログを立ち上げていきたいと思います。乞うご期待。

さて、私は先週九州へIRツアーに出かけました。
ネットでパッケージツアーの予約をとったところ、「往復の航空券+宿泊代+レンタカー代」合計で通常の往復航空券より安く驚きました。ということで九州内の移動はレンタカーです。
まず、11/18(水)は13:30より福岡で日本証券新聞社主催の個人投資家向けIR説明会で講演、16:00からは大手証券会社福岡支店の営業員向け説明会で講演しました。時間配分は、私が25分間会社概要を説明、Dr.松田(医学担当シニアディレクター)が15分間当社の注力開発品を説明、10分間の質疑応答といった感じです。昼食後の眠くなる時間帯にもかかわらず居眠りしている方が全くいない状況で、福岡の個人投資家の方々の熱心さを感じました。
夜のうちに福岡から熊本に移動し、11/19(木)は13:00よりメルパルク熊本にて日本証券新聞社主催の個人投資家向けIR説明会で講演、16:00からは大手証券会社熊本支店の営業員向け説明会で講演しました。この後、約3時間かけて鹿児島へ移動、翌11/20(金)に大株主の機関投資家を訪問しました。早速、熊本で説明会に参加された個人投資家の方からネットで当社株を購入したいので方法を教えて欲しいとの問い合わせメールがあり、大変嬉しく思っております。

当社は外国企業ですので、日本の投資家の皆様に馴染みが少ない分、個人投資家向けIRに力を入れております。機会があれば是非ご参加いただけたらと思います。

IMG_7915 福岡での模様

IMG_8219 熊本での模様

来月12月には当社にとって非常に重要なイベントがあります。アヴィジェン社買収の賛否を問う臨時株主総会が12/17(木)サンディエゴ本社にて開催されます。
アヴィジェン社買収による当社のメリットは、(以下臨時株主総会招集通知からの抜粋)①両社のイブジラストに関する臨床開発プログラムが結合されること、②AV411に関する前臨床及び臨床試験のデータがMN-166の開発の補助として使用される予定であり、これにより大幅な費用削減が見込まれること、③潜在的な資金調達の機会となること(アヴィジェン株主の一部又は全部が本合併において転換可能有価証券の受領を選択し、その後当該転換可能有価証券を転換した場合)等 (抜粋終わり)、と多くのものがあります。
また、今回は比較的規模の大きな企業の買収(合併)という案件のため、成立には発行済株式数の過半数の賛成票が必要となります。当社株主の6割以上は日本の株主の皆様ですので、株主の皆様のご協力なくして本合併の成立はあり得ません。株主の皆様方には、12月初めに招集通知が届く予定ですが、議決権行使のため、是非ハガキの投函を宜しくお願い致します。

今後、このような形でお話しさせていただきますので応援宜しくお願い申し上げます。

2009年11月27日
岡島 正恒
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