Neurology
MN166のフェーズ2治験の結果をまとめた論文が“Neurology”という医学雑誌にアクセプトされました。かなり前にアクセプトの通知を受けていたのですが、実際に論文が掲載された雑誌が出るまではブログには書かない方が良いのでは?と言われ控えていたのに、岩城社長が前回のブログであっさり書いてしまい慌てて弁護士の方に確認したところ「No Problem」とのこと。なーんだ!それなら、この朗報をもっと早くにブログに書いたのに、、、
実は医学論文にはピンからキリまで色々あります。こういっては失礼なのかもしれませんが、世の中に出ている医学論文には方法論やデータ・結果を適当に誤魔化しているトンデモナイものあれば、データの解析が不十分であったり、結果についての深い考察がされていない中身の薄っぺらな論文も結構あるのです。そういう玉石混交の医学論文の中で、きちんとした論文であるかどうかの目安になるのが医学雑誌の「格付け」にあたるインパクト・ファクターです。このインパクト・ファクターはレストラン・レビューのミシュランガイドの星のようなもの。レベルの高い雑誌はレビューアーの方々が一流ですし、沢山の優秀な論文が応募されるので競争率も高くなります。今回、私達の論文がアクセプトされたNeurologyはアメリカ神経科学会のオフィシャル学会誌であり、昨年のインパクト・ファクターが7.043というレベルの高い医学雑誌なのですよ。
論文の一流誌へのアクセプトもそうですが、何といってもアヴィジェンとの合併というメディシノバにとって良いニュースが年の終わりに続きました。アヴィジェン合併を成立させるため“チーム浅子“の面々は夜を徹して働き、資料室の片隅の仮眠用の小さなソファが重用されていました。本件に関する苦労話はいつか浅子CFOがブログに書いてくれるのでは?と思います。日本の株主の皆様からの大いなるサポートが無ければ有得なかった合併です。本当に有難う御座いました!どうぞ来年もメディシノバの応援をお願い申し上げます。
皆様にとって、安全で心穏やかな良い年末年始でありますように、、、。
ロスアンジェルスにて 松田和子