MediciNova
メディシノバブログ
最新の投稿
カレンダー
2012年 10 月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
アーカイブ
プロフィール
岩城裕一
代表取締役社長兼CEO
(最高経営責任者)
岡島正恒
東京事務所代表、副社長
松田和子
医薬担当、副社長

« 2010年12 月 | メディシノバ ブログ TOP | 2011年2 月 »

2011年も宜しくお願いします

2011/01/15

改めて明けましておめでとう御座います。

皆様はどのような年末年始休暇をお過ごしになりましたか? 

私はカウントダウンまで起きていられず早々に眠ってしまうという“冴えない”年越しを過ごしました。大晦日だから、、と早い時間からワインに手を出したのがイケなかったようです。早く寝すぎたため夜中に目覚めてしまい、メールに返信したりちょっと仕事をしてから二度寝にうつつを抜かしてしまいせっかくの晴天だったのに初日の出もお見逃し、、、それでも久々にタップリ睡眠をとることが出来て良いお正月休暇になりました。(と、強がり)

実はクリスマスから年末年始にかけての休暇の頃は仕事がスローになると思っていたのですが、治験サイトでの患者さんのエントリーがビックリする程、活発だったのです。以前ブログでも触れましたが、MN-221-007治験は短い時間の中で患者さんを見つけ、治験内容を説明し、理解してもらい、承諾を頂き、肺機能検査を行い、血液検査を行い、、、、というとても忙しく時間制限のあるプロセスです。時間との闘いなのでちょっとした事があると、スタディの途中で治験コーディネーターや治験担当医から電話が掛かってきます。例えば、肺機能検査に予定より時間が掛かってしまった!とか、点滴ルートの確保に手間取ってしまった、、という単純な報告もあれば、リクルートしたい患者さんの病歴のことで相談を受けたり、、、。

実は臨床をお休みしてメディシノバに専念するとなった時「ワーイ!しばらくポケベルの呪縛から逃れられる!」と私はチョッピリ喜んでいました。(驚くなかれ、アメリカでは今でもドクターはポケベルを持たされています。携帯電話では受信能力に限界があるからです。ポケベルは相当辺鄙なところ、地下階やシールドが強い場所に居てもかなり受信が可能です。)臨床医の時は大体4日毎の当番の際は夜中でもポケベルを気にして過ごしていました。週末当番だといつ病院に呼び戻されるかわからない生活。

でもバイオベンチャーで働く医師にはポケベルは無し!ヤッタ~!と喜んでいたのも束の間。007治験が忙しくなってきたら、、、何という事でしょう!iPhoneの電話やメール受信の音にとても過敏になっています。寝る時はバッテリーが十分あることを確認して枕元に置いて寝ているのですが、これがなかなか熟睡出来ず「リン!」というメール受信チャイムの度に、「またサイトからのメール?」と起きてしまうのです。東海岸は3時間進んでいますから、あちらが就業時間でも西海岸のこちらはまだまだ眠い明け方。でもサイトの先生や治験コーディネーターの方達は夜中の2,3時でも患者さんをERでリクルートしてくれているのですから頭が上がりません。

年が明けて、喘息のシーズンが落ち着いてくる時期ですが、とてもいい感じで治験は進んでいます。年末には007治験参加ドクター達と一緒に今年のSAEM (Society for Academic Emergency Medicine) の総会にも抄録を提出しました。アクセプトされると良いなー!

今年も益々頑張ります。皆様どうぞ今年も宜しくお願いします!インフルエンザや風邪の流行りやすい時期です。外出後には必ずうがい、手洗い、そして暖房による喉の乾燥を出来るだけ避けてウイルス感染予防に気を付けてお過ごし下さい。

松田@ロサンゼルス

明けましておめでとうございます

2011/01/01

皆さんこんにちは。今年もあと残すところ半日となりました。

大晦日といっても特にいつもと変わらないアメリカですが(夜にはカウントダウンパーティーと称して仲間と派手に楽しむ人もいますが、、)さすがに今年は金曜日のせいか例年よりのんびりモードな気がします。今日は仕事関係のe-mailも少ないようです。あー!でも日本時間ではもう年があけているではないですか!日本のみなさんには「明けましておめでとうございます」ですね!

さて前回のブログで予告してたMN-166の導出活動に関する話ですが、ブログで触れることに関して会社内から「ちょっと待った!」が掛かりました。アメリカの会社って、結構法律的な事に細かいのです。“スタッフブログ”はあくまでもスタッフ、社員の活動をお伝えするもの。ビジネスに関わる重要なことはそもそもプレスリリースで正式に発表するもの。プレスリリースで発表するような正式ではないビジネスデベロップに関わる活動内容をブログなんかで書いたりしてはイケません!だそうです。シクシク、、、。と、言う訳で今回はMN-166はお預けを喰らってしまいました。

で、気を取り直して出張の話でもしようと思います。

今週は大雪のため東海岸は大荒れでニューヨーク市の空港3つが閉鎖されたり、、など大変な1週間でした。私もついその直前にニューヨークやヴァージニア州に行ってきたばかり。ちょっと時期がずれていたら今週はJFK空港で夜明かしする事になるところでした。

さて、出張の飛行機移動を出来るだけ快適に過ごすには結構気合いや技が必要です。サブプライムローンの破綻がきっかけによるアメリカの経済悪化以来、エアライン会社は飛行機を小さめの機種変更し便数も減らしたので結果、絶対席数が減ってしまい競争が高くなりました。そのためチケット代は昔より随分高いのに小さな飛行機でいつも満席という状態です。エアライン会社からすると大変効率の良い乗客状況なのですが、乗客側からすると、ちょっと窮屈。特に小さい飛行機で“アメリカンサイズ”の乗客に挟まれた真ん中席での6時間飛行というのはとーっても窮屈だったりします。荷物を預けてもお金が取られるので、出来るだけ荷物を減らし機内持ち込みOKの小さいスーツケースに収まるようにするのですが、機内の収納スペースも限られているので下手すると自分の席とは遠く離れたところに収納されたり、乗務員に取り上げられて結局お預け荷物にされてしまったり、、、。ですから少しでも早めに搭乗させてもらえる席を押さえておくというのも重要なポイントです。さらに私は少しでも足を延ばせる通路側希望。飛行機チケットを予約するときはスケジュールが決まり次第出来るだけ早め予約はもちろん基本中の基本!ですが急な出張の場合、数日前に決まることもあり大抵どの便も残り数席という事がほとんど。チケットは出来るだけ安く買いたい、かつ出来るだけ希望の席(私の場合は通路側)に座りたい、、そういう場合は出発空港に柔軟性を持たせることも考えます。サンディエゴ空港やロサンゼルス空港からの出発に拘らないで、オレンジ郡やロングビーチ、バーバンクというロサンゼルス近郊にある飛行場からの出発にするとあまり混んでいない上にとチケット価格も安い可能性があることも。最近はWiFiが使える空港が多いのでパソコンさえあれば移動中の空港でも仕事が可能です。到着地までの時間が余計に掛かったとしても、乗継便での移動は、1回あたり飛行機に閉じ込められる時間が短くなりますし、乗継地で飛行時間中にたまったメールも確認できるし、少し歩き回って窮屈にしていた体をストレッチ出来るのです。乗継便だとチケット代も格段に安いですしね。他にはチェックインは搭乗24時間以内であればオンラインで可能なので早めに済ませておく、空港へは出来るだけ早めに迎いカウンターで通路側への変更が可能か交渉してみる、、など色んな技を少しづつ身に着けてきました。

アメリカはお正月三が日という習慣はないので月曜からお仕事が普通に始まります。来年からは書類にサインするにも2011と書かねばなりませんね。

皆様、どうぞ安全で穏やかなお正月をお過ごし下さい。

松田 和子