中田選手の引退
2006年7 月 4日
中田選手の引退
中田英寿選手の引退のニュースが当地の独立記念日を前に配信されました。
「これからでしょう」と思いきや、彼のHPのメッセージを読んで大納得。行間に余りあるメッセージが託されていました。読む人が読んだら、胸にぐさっと来ると違いない。一度も会ったことも話したこともないけれど、とにかくすごいよ。本当にご苦労さんでした。
という、私も40年以上も前にさかのぼりますが、中学時代、サッカー部に所属していたんです。当時の花形は野球部。猫も杓子も野球部に入るのを嫌って、サッカー部に入ったわけですが、母親曰く。「サッカー部は不良が入る部活でしょう」これには参った。「そんなことはない」といって3年間を押し通したのですが、何せ弱い。とにかく弱い。私のポジションは「背番号2」、ライトバック。弱いチームのバックスの仕事は極めて明瞭。自陣めがけて飛んできたボールをとにかく遠くに蹴り返す事。ただそれだけ。
一応、部活が始まるとランニング、パスの練習、それからフォーメーション、シュートの練習などをするわけですが、まあ、与えられたドリルを繰り返していたわけでが、どういうわけか、試合になるととにかく一方的に攻められたのです。今になってみれば、何が欠如していたのかわかるのですが、時すでにめちゃくちゃ遅し。彼のHPがなんとなくわかる所以です。
ちなみに、中体連の総評には、毎回、「バックスの活躍が光ったチームである」と書かれていました。
中田選手、時代は変わります。若者のよき指導者になっていただきたい。
7月3日
岩城裕一