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プロフィール
岩城裕一 岩城裕一

メディシノバ
代表取締役社長兼CEO
(最高経営責任者)
南カリフォルニア大学医学部泌尿器科学、外科学、病理学教授。1992年より移植免疫学・免疫遺伝学研究室ディレクター。取締役会長として創業設立より事業開発、資金調達等、事業全体の統括を支援。詳しくはこちら>>

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開花予想

2007年4 月 2日

 いつもお久しぶりといわれているブログですが、、

 おかげさまで株主総会を無事終了することができました。

 株主の皆様に心よりお礼申し上げます。

 先週のトピックスは何といっても多発性硬化症を対象として進められていたフェーズ2のポジティブな結果が発表されたことでしょう。まだご覧になっていない方は、弊社プレスリリースおよび3月29日(日本時間3月30日)カンファレンスコール(http://investors.medicinova.com/index.cfm :英語)にぜひアクセスしていただきたく存じます。

ニュースを見ていますと、この週末は、東京、大阪、京都では桜、桜、桜のようですね。いいですね。日本はやはり桜、そして花見。アメリカでは花見、つまり公共の場所での飲酒は厳禁ですので日本の花見がとにかく羨ましい。でもその開花予想を巡って今年はずいぶんと騒がれたようですね。なにせ、気象庁のお偉いさんが頭を下げるのですから、、、とはいえ、満開になれば誰も気にせず、花見に興じる。それでいいのでしょう。

メディシノバの多発性硬化症の結果発表も今年の日本の桜の開花予想に準じるものがありました。「3月の中旬の発表ではなかったのか」「結果が悪いから隠しているのでは」などという問い合わせをいただきました。言い訳ではありませんが今後のこともありますのでルールをご紹介しておきます。

基本的に、結果の発表の時期に会社は関与することができません。臨床治験のデータがロックされた後は、独立した第3社機関によってデータが分析されその結果が会社に通知されます。会社は、その結果を48時間を目処に公開する決まりになっております。ですから、発表の時期を会社がコントロールすることなどアメリカでは到底できませんし、そんなことをしたら即退場です。

とはいえ、結果の入手時期については大体の見当がつきますから、多発性硬化症の結果発表は3月の中旬、おそくとも3月末まではできるはず、とお話ししておりました。多発性硬化症、フェーズ2の開花予想がちょっと後ろにずれたようです。3月中旬が一人歩きしたようで、ご心配をおかけした皆様にはお詫び申し上げます。

でも今回の結果は多発性硬化症の開花宣言。きちっと満開にして、花見ができるよう注意深くフォローします。

4月1日

岩城裕一

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