MediciNova
メディシノバCEOブログ
最新の投稿
カレンダー
2009年 12 月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
アーカイブ
プロフィール
岩城裕一 岩城裕一

メディシノバ
代表取締役社長兼CEO
(最高経営責任者)
南カリフォルニア大学医学部泌尿器科学、外科学、病理学教授。1992年より移植免疫学・免疫遺伝学研究室ディレクター。取締役会長として創業設立より事業開発、資金調達等、事業全体の統括を支援。詳しくはこちら>>

« 物忘れ | CEOブログ TOP | 多発性硬化症(2) »

こんにちは

2007年7 月27日

日本は今頃、参議院選挙活動の最後の追い込み真最中でしょう。

私も先週末に在外投票をLAのリトル東京で済ませました。翌日の月曜の夜に東海岸へ向けて出発し、今週は連日東海岸で機関投資家訪問をこなしています。我々のMN221MN166は特に評価が高く、大きな手応えがあり嬉しい限り。

さて昨日、丁度NYからボストンへ移動する際に空港ロビーでネットの読売新聞報道でみたのが多発性硬化症に対するIFNβ(インターフェロンβ)の副作用に関する記事。決定的な治療薬が無い多発性硬化症において、現在一番効くと言われるIFNだが一部の患者さんに対しむしろ症状を悪化させてしまった懸念があり調査を開始したという内容であった。新聞報道を読んだだけで詳細がわからないため憶測だけで意見を言うのは控えるべきだとも思うが、実はアメリカやヨーロッパでも似たような事例が報告されている。もし本当にそうだとしたら、患者さんには大変辛い事だろう。

IFNは多発性硬化症の治療に限らずウイルス性肝炎の治療に使われたり重症の感染症でも使用される事があるが、確かに人によっては強い副作用があることが良く知られている。副作用のためにやむなく治療を中途断念する患者さんも多くいらっしゃって、そこがIFN治療の一番のネックでもあった。

こういう話を聞くと尚更、頑張ってMN-166を世の中に出さねば!と思いを強くする。

次回のブログではMN-166に対する多発性硬化症専門家からの評価をご紹介します。

岩城裕一 出張先のNYにて

PAGE TOP